(Photo by: Jeff Dlouhy)
Rubyのフレームワークの中でも、Ruby on Railsは特に人気が高いです。Ruby on Railsは使い勝手の良いフレームワークなのですが、他にも便利なフレームワークはたくさんあります。
それぞれ特徴があり、シーンによってはRuby on Rails以外のフレームワークを使った方がいいこともあります。
本記事では、Rubyのフレームワークの中からよく使われているものを3つご紹介します。フレームワーク選びの参考にしていただければと思います。
Ruby on Rails
Rubyのフレームワークとして、最も有名なのがRuby on Rails(以下、Rails)でしょう。Rubyが普及した理由の一つは、Railsが非常に魅力的だったことがあげられます。CakePHPやSymfonyなど、近年開発されたプログラミング言語やフレームワークの中にはRailsの影響を受けているものも少なくありません。
Railsは、「設定より規約(Convention over Configuration、CoC)」や「同じことを繰り返さない(Don’t Repeat Yourself、DRY)」といった設計思想でつくられていて、素早く開発を行うことができます。フルスタックのWebアプリケーションフレームワークで、MVCアーキテクチャを採用しています。
Sinatra
Railsほどではありませんが、SinatraもRubyのフレームワークとしては有名です。DSL(ドメイン固有言語)によって、スピーディにWebアプリケーションが開発できるよう設計されています。
フレームワークとしては軽量な部類に入るので、学習コストも少ないと言えます。機能は多くはありませんが、小規模なアプリケーションを開発する場合に最適なフレームワークと言えるでしょう。
なお、Sinatraを拡張したPadrinoというフレームワークも知られています。Padrinoは、Sinatraの軽量さを活かしながらRailsのような使い方ができるフレームワークです。
Camping
Campingは、非常に軽量なRubyフレームワークです。たった4KBほどのサイズしかありません。
ただし、軽量ながらRailsのようにMVCアーキテクチャを採用しているため、Campingだけでアプリケーションを構築することも可能です。Campingで作成したアプリケーションについては、Railsへ移行させることも容易です。
あとがき
Rubyのフレームワークについて解説しました。
Rubyに限った話ではありませんが、状況によって使用するフレームワークを使い分けるといいでしょう。制作内容によっても最適なフレームワークが変わりますし、開発メンバーのスキルによっても対応できるフレームワークが異なるからです。
ご紹介した以外にも、Rubyのフレームワークは複数あります。それぞれのフレームワークの特徴を把握しつつ、上手に活用していきましょう。
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